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HONEY’S WORLD

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研究留学者のための帰国ガイド・1


研究留学者のための帰国ガイド

研究留学者(とくにポスドク)は一般の企業や商社からの赴任と違い、
渡航費用、引越し費用などは全て「自己負担」という方が多いと思います。
HONEYのうちももちろんそうです。
「そろそろ帰国...」となっても、ご主人様は最後の追い込みで
今まで以上に仕事が忙しい、なんて話もよく耳にします。
そうなると、帰国の手配、引越しの手配などはほとんどの場合妻の役割に。
これが面倒で、結構大変!!
同じ思いをする方に、少しでも役に立ってくれたら...と思い
このページを作りました。

1.帰国が決まったら...


●帰国日の設定●

まず、帰国が決まったらアパートの契約期間、仕事の都合などを考えた上で
帰国日を設定します。

●帰国のための航空券手配●

多くの方は3月など、キリのいいところで帰国されると思います。
この時期は同じように帰国、帰任される方が多い時期です。
早めに航空券を調べて入手しましょう。
安い、時間がいい、乗り継ぎがないなどの好条件の航空券ほど早く売り切れます。
また、帰国時に寄り道(旅行)を考えている方はそれらの手配もあるでしょうから、早めに情報だけでも入手することをオススメします。

●30Day’s Notice●

一般にアパートを退去するときには1~2ヶ月前に家主に書面で知らせる必要があります。
サンディエゴでは「30日前まで」が一般的。なので「30Day’s Notice」です。
アパートの契約書類に期日について明記してあるはずですから、確認しましょう。
アパートによっては、専用の書類を用意してあるところもあるようです。
そこにはデポジットについて、クリーニングについてなど書かれてあることが多いと思います。
よく読んで、確認してからサインしましょう。
できれば、提出する書類はコピーをとっておいたほうがいいでしょう。
(我が家はコピーをとり忘れた...失敗!!) 

●引越し計画&引越し業者の手配●

帰国日が決まったら早めに引越し業者の選定・手配をします。
特に帰国が多い時期には希望の日が埋まってしまっていることがあります。
しかし、漠然と選定といっても難しい...
とりあえず、「持って帰るもの」「捨てる、売る、あげるなど置いて行くもの」とを大まかに分け、荷物の量を把握したら2~3社から見積もりを取るのがベストでしょう。
そして、もう1つ大事なことは、「船便」か「航空便」かということ。
「船便」→安い。コンテナに入れるので破損が少ない。日数がかかる(我が家は50日程度かかりました)
「航空便」→高い。しかしかなり早い(一週間程度)。船便より扱いが雑なことが多い。
効率よく船便と航空便を分けたほうがよさそうです。
でも、「航空便は高いし、急ぐものはそれほどたくさんない」と言う場合、
「手荷物として持ち帰る」ことも念頭に入れてみてください。
たとえスーツケースを1個買い足しても、航空便で送るより安い場合も。

我が家は2人暮らしのうえに、家具類はほとんど持ち帰らないことにしたため荷物の量は非常に少ないと思われました。
また、サンディエゴはあまり多くの日系引越し業者がありませんでした。
そこで、よく情報誌に出ている「日通」の「単身引越し用パック」を利用しました。
また、実家にしばらく身を寄せることになっていたので、すぐに必要なものはそれほど多くありませんでした。
そこで、航空便は利用せず、スーツケース3個にすぐ必要なものは詰めて手荷物として持ち帰ることにしました。

荷物の梱包も「業者まかせ」と「自分たちで行う」のとでは値段が違います。
私たちのように「少しでも費用を節約したい!」という人は「自分たちで梱包」を選択しましょう。
業者の方が梱包材料を持ってきてくれたときに、かなり親切に梱包方法を説明してくれました。

●Moving Sale●

帰国前の1大イベントといえば、「Moving Sale」でしょう!
とにかく「大型家具」「車」といった高価&大きいものは早めに売ることを考えましょう。
こればかりは売れ残ったら大変ですから...
①売るものをリストアップ
 表にして何枚か作る/ひな型をPCに保存
②価格の設定
だいたい定価(買値)の1/5~1/10程度が一般的なようです。
 車はブルーブックの買取り価格、販売価格などを参考に。
 (ディーラーで買取の見積もりをしてもらい、
 それを最低価格と考えるといいように思います。)
 帰国ラッシュの時期にはいろいろなサイトで相場を確認。
 都市によっても価格設定は全く違うんです!
 売れ残ったら困るものは自分の希望より若干安い目に価格を設定すると
 売れ行きが良かった気がします。
 あまり強気の価格設定だとなかなか売れず、最後にかなり値切られます。
 商品の大きさ、元の値段、購入先、メーカー名などをはじめから
 書き添えるといいです。
 キズや不具合がある場合、あらかじめきちんと記載すべきでしょう。

③売る方法を決める
 インターネット・日系スーパーの掲示板などを利用するといいです。
 セキュリティーには細心の注意を。連絡はメールが一番便利。
 写真つきのほうが確実に売れるので、デジカメがある人は 
 写真を必ず撮って添付しましょう。
 PCに強い人ならムービングセール用の専用HPを作ると
 一度に多くの品を見てもらえて手っ取り早いです。
 この場合、マメに情報を更新しないとすでに売れてしまったものに対し
 て問い合わせが多くなり、応対に苦労すると思います。

④車の個人売買について
 他の品物と違い売れたものを「ハイどうぞ」というわけにはいきません。
 「ピンクスリップ」といわれる「TITLE」を移す作業が必要です。
 これが意外と手こずりました...
 DMVのサイトに手続きの方法が書いてあり、それを参考にしました。
 できれば、売り手と買い手が一緒にDMVに出向き手続きを行うほうが
 書類に不備があっても対応が楽だと思います。
 ギリギリまで車に乗りたい気持ちもわかりますが、
 買い手のついた車で事故にあってしまったら大変!
 (私は危うく玉突きされるところでした...汗)
 最後の1週間ぐらいはレンタカーで過ごすことも考えてみて!
  
 
 


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